この記事では、30代・未経験からIT業界（SaaS）のカスタマーサクセスに挑戦した僕が、転職で直面した壁とその学びをリアルにまとめています。
こんにちは！もたけです。
転職活動を始めると必ず出てくる「自己分析」。
でも、いざやってみると「自分の強みって何？」「今の仕事が自分に合っているの？」と、モヤモヤしたまま手が止まってしまう人は多いはずです。
僕自身も30代で転職を考えたときに同じ壁にぶつかりました。そこで使ったのがSWOT分析。さらにAI（ChatGPT）を組み合わせることで、短時間で効率的に自己分析が整理できました。この記事では、実際のやりとり事例を交えながら、AIを活用して自己分析を効率化する方法を紹介します。
この記事を読めば、自己分析に迷っていた人も「キャリアの整理をどう始めればいいか」が見えてくるはずです。
まずはAIを自己分析の“壁打ち相手”にしてみてください。
SWOT分析とは？
SWOT分析は本来ビジネスの戦略立案で使われるフレームワークですが、キャリアにも応用できます。
4つの視点で整理するだけで、自分の現状がスッキリ見えてきます。
- Strength（強み）：自分の得意分野、優位性
- Weakness（弱み）：改善すべき点、苦手な部分
- Opportunity（機会）：キャリアや市場の追い風となる要素
- Threat（脅威）：キャリアに影響するリスクや競合
なぜ自己分析に役立つのか？
SWOT分析は、自分のキャリアを 内面と外部環境の両面から整理できる フレームワークです。
- **Strength（強み）とWeakness（弱み）**は、自分の内面を棚卸しする作業
- **Opportunity（機会）とThreat（脅威）**は、自分を取り巻く環境を見渡す作業
この2つを掛け合わせることで、方向性が見えてきます。
- 強み × 機会 → 活かせるキャリアの方向性
- 強み × 脅威 → どんな環境では通用しにくいか
- 弱み × 機会 → 補強すれば伸びる可能性
- 弱み × 脅威 → 回避すべきリスク
👉 つまり「自分に合ったキャリアの選択肢」を絞り込めるわけです。
自己分析だけ（強み・弱みだけ）だと「自分の中だけで完結」してしまいがち。
SWOTを使えば「環境との相性」まで含めて考えられるので、より実践的な自己分析につながります。
だからこそ、SWOT分析は“自分と環境をセットで理解する自己分析”なんです。
AIで強み・弱みを整理する
まずは自分の内面を整理するステップです。
僕も最初は「なんとなく得意なことはあるけど、面接で話せるレベルでは言えない…」と悩んでいました。そこでChatGPTに聞いてみたんです。
もたけ：「これまでクライアント対応やデータ分析の仕事をしてきました。ただ、自分の強みや弱みをうまく言葉にできません。整理してもらえますか？」
チャッピー：
- 強み：顧客志向、データから課題を見つけられる、論理的に物事を整理できる、
- 弱み：新規営業をしたことがない、考えすぎて行動が遅れることがある
こうやって第三者視点で言語化されると、「自分の得意＝強み」として胸を張って言えるようになりました。逆に弱みも「改善テーマ」として明確になるので、自己PRや面接対策に直結します。
AIで機会・脅威を確認する
次は外部環境についてです。自分が頑張るだけでは変えられない「業界や職場の状況」もキャリアには大きな影響を与えます。
もたけ：「今の業界にずっといていいのか不安です。キャリアの機会や脅威について整理してもらえますか？」
チャッピー：
- 機会：データ分析や顧客支援の需要が拡大しており、スキルを活かせる新しい領域が増えている
- 脅威：現在の業界は成熟市場で成長が鈍化。ルーティン業務が多く、専門性を磨きにくいリスクがある
これを見て「今の環境に残るとスキルが停滞する可能性がある」と気づけたし、「強みを活かせるフィールドは他にもある」という確信が持てました。機会と脅威を並べると、キャリアの方向性を考える材料が一気に整理されます。
AIを活用する際の注意点
- 頼りすぎないこと：AIの回答をそのまま使うと没個性になる。必ず自分の言葉に直す
- 情報の確認：業界動向や市場の情報は必ず公式サイトや最新ニュースで裏付けを取る
- 具体性がカギ：曖昧な質問だと曖昧な答えしか得られない
まとめ
AIとSWOT分析を組み合わせることで、
- 強み・弱みを客観的に整理できる
- 環境の機会・脅威を確認できる
- キャリアの方向性を考える土台ができる
という効果があります。
AIはあくまで「壁打ち相手」。そこから得られた整理をもとに、自分で深く考えることで納得感のあるキャリアプランを描けるはずです。
次回は、このSWOT分析の結果をどうキャリアの方向性判断につなげるかを紹介します。
もたけでした！
