この記事では、30代・未経験からIT業界(SaaS)のカスタマーサクセスに挑戦した僕が、転職で直面した壁とその学びをリアルにまとめています。
こんにちは!
30代で初めての転職に挑戦し、未経験からSaaS業界のカスタマーサクセスに転職できた、もたけです。
今回は、僕が転職活動でつまずいた「職務経歴書」の壁と、それをChatGPTを活用してどう乗り越えたかをお伝えします。
結論から言うと――
職務経歴書は「自分をどう見せるか」の設計図。ChatGPTとエージェントを使い分けることで、通過率を大きく改善できました。
僕自身、最初は書類通過率が10%ほどしかなく、言われるまま書いていました。
ですが工夫を重ねることで40%超えに改善し、面接に呼ばれるようになったんです。
この記事では、その具体的なプロセスを紹介します。
また、AIの使い方以外で職務経歴書について通過率を上げることができたやり方に関しては
コチラの記事を参照してみてください。
最初の状況
転職活動を始めた頃、総合型エージェントやWeb記事で「職務経歴書は2枚にまとめる」と聞き、その通りに書いていました。
2枚に収めるために内容を削りすぎ、実績も簡素な表現に…。結果、伝わりにくい書類になってしまいました。
まあ、その時はエージェントからも「これでいきましょう!」
と、GOサインをもらっていましたし、10%通ればいいとも言われていたので何も考えずに言われるままになっていました。
結果としてはやはり10%ちょいくらいの通過率でした。
SaaS業界のカスタマーサクセス職への転職志望意欲が高まり、SaaS特化型のエージェントへ登録。
特化型エージェントに職務経歴書の相談すると、開口一番こう言われました。
「これでは通りません。もっと具体的に、実績を数字で示していきましょう」
この一言で「今のままじゃダメだ」と痛感。再度、職務経歴書を一から作り直すことにしました。

何を書けばよいか整理できず、なかなか進まない…。
そこでChatGPTを活用してみました!
ChatGPTでの相談と活用
実績を「伝わる形」に整理する
まず取り組んだのは実績の書き出し。
意識したのは「業界の専門用語を使わずに、誰が読んでも理解できるか」という点でした。
ChatGPTを“業界を知らない人”に見立てて、文章が伝わるかを確認。
「これだと伝わりにくい」「もっと具体的に」とやり取りを繰り返し、自然に伝わる表現に整えていきました。
強みや得意を言語化してもらう
強みや得意については、前回の自己分析でも相談した内容です。
今回はそれを職務経歴書の文面に落とし込む必要があったので、ChatGPTに「何行くらいでまとめて」と指示しながら調整しました。
強みや弱みに関してはコチラの記事に詳細を載せておきますので読んでみてください。
プロジェクトごとに整理する
職務経歴書をただ羅列して書くと、どうしても伝わりにくくなります。
そこで僕は、プロジェクトごと/異動ごとにまとめることにしました。
ChatGPTには次の3つに分けて整理してもらいました。
- 業務内容
- クライアントへの貢献
- 成果
この枠組みに整理することで、職務経歴書がスッキリ読みやすくなっただけでなく、面接での説明もしやすくなりました。
ChatGPT活用のポイント

実際に使ってみてわかったのは、次の3つのポイントです。
① そのままコピペしない
ChatGPTが出す文章はきれいですが、そのまま使うと「AIっぽい」文章になりがちです。
あくまで骨組みや参考表現と捉え、自分の言葉に置き換えることが大事です。
② 何度もやり取りして精度を上げる
1回の質問で完璧な文章は出ません。
「もっと具体的に」「数字を入れて」「クライアント視点で」など、繰り返し修正していくことで精度が上がります。
実際、僕も1つのプロジェクトを整えるだけで10回以上やり取りしたことがありました。
③ 自分の言葉に直して自然にする
最終的に書類を読むのは人間です。
面接でもそのまま話せるように、「自分の口で言える表現か?」を必ず確認しました。
声に出して読んでみると、AIっぽさを消すチェックにもなります。
エージェント添削との使い分け
ChatGPTと一緒に作った職務経歴書は、あくまで“下書き”です!
きれいにまとまっているように見えても、実際の選考現場で刺さるかどうかは別問題です。
ここで大事になるのが「エージェントによる添削」です。
転職エージェントは、日々何百枚もの職務経歴書を見て、企業に提出してフィードバックを受けています。
つまり「企業がどんな表現を好むのか」「どういう書き方だと選考を通過しやすいのか」を熟知しているんです。
僕自身も、ChatGPTで下書きを整えたあと、必ずエージェントに見てもらっていました。
- 成果は冒頭でまとめる
- 抽象的な表現は具体化する
といった修正をもらうことで、AIが作った“きれいな文章”が、“企業に刺さる職務経歴書”に変わったのを実感しました。
つまり役割はこうです。
ChatGPT:言葉を整理する、形にするための相棒
エージェント:選考突破のために、企業目線で仕上げるプロ
この両方をうまく組み合わせることで、効率よく、しかも選考に強い書類を作れるようになりました。
結果と学び
ChatGPTを使って職務経歴書をブラッシュアップし、さらにエージェントの添削を重ねた結果、書類通過率は10%から40%超えに改善しました。
40%という数字は、人によっては「普通じゃない?」と思うかもしれません。
でも、未経験からSaaS業界に挑戦していた僕にとっては大きな成果でした。
以前はほとんど通らず、落ちるたびに「やっぱり無理なのかな」と自信を失っていました。
それが改善後は複数の企業から面接に呼ばれるようになり、「経歴を評価してもらえている」と実感できたんです。
数字以上に大きかったのは、自分の強みや実績を改めて言語化できたこと。
その積み重ねが、面接でも「自信を持って話せる」土台になりました。
まとめ
転職活動において、職務経歴書はただの書類ではありません。
「自分という商品をどう見せるか」を示す設計図です。
今回お伝えしたポイントは次の4つ。
- ChatGPTで経歴を整理し、文章のたたきを作る
- そのまま使わず、やり取りを重ねて精度を上げる
- 自分の言葉に直して、自然な表現にする
- 最後はエージェントに添削してもらい、企業目線を反映する
この流れを意識するだけで、書類通過率は確実に変わります。
僕自身も、最初は通過率10%以下でした。
そこから40%超えに引き上げ、自信を持って面接に臨めるようになったんです。
「職務経歴書で苦戦している」「どう書けば伝わるのかわからない」
――もしそんな悩みがあるなら、ぜひ参考にしてみてください。

小さな工夫の積み重ねが、大きな成果につながります。
以上、もたけでした!