この記事では、30代・未経験からIT業界(SaaS)のカスタマーサクセスに挑戦した僕が、転職で直面した壁とその学びをリアルにまとめています。
こんにちは!
30代で初めての転職に挑戦し、未経験からSaaS業界のカスタマーサクセスに転職できた、もたけです。
転職活動で必ず聞かれる「志望動機」。
頭では分かっていても、いざ言葉にしようとすると詰まってしまう…。
「なんでこの会社?」「なぜこの業界?」と聞かれた瞬間に言葉が出なくなった経験、ありませんか?
僕自身も志望動機を考えるのには時間がかかっていました。
SaaSやカスタマーサクセスに興味があっても、面接で「それってうちじゃなくてもよくない?」と突っ込まれると、何も答えられなくなる…。
そんな状況を抜け出せたのは、企業研究を徹底することと、ChatGPTを使って言語化のサポートを受けたことでした。
この記事では、僕が実際に試して効果があった「志望動機を整理するプロセス」を紹介します。
志望動機を整理するプロセス
志望動機でつまずいた最初の状況
転職理由や自己分析はある程度整理できていたものの、「なぜこの会社なのか?」と聞かれると、うまく答えられない…。
最初は「SaaSに興味がある」「企業HPにこう書いてあった」といった表面的なことしか言えず、深掘りされると答えられない状態でした。
特にカスタマーサクセス志望の場合は「なぜCSなのか?」が必ず聞かれます。
でも当時の僕は「やってみたいから」としか答えられず、説得力ゼロ。
極めつけは最終面接。
「うちの会社のMVV言える?」と聞かれ、何も答えられなかった瞬間の空気…。今でも忘れられません(笑)
さらにエージェントからも「志望動機は3段階くらい深掘りされても答えられるようにしてください」とアドバイスを受け、どう言葉に変えればいいのか完全に壁にぶつかっていました。
業界理解と企業研究を徹底する
志望動機を固める上で、まず必要なのは「企業を知ること」。
ここをサボると、確実に面接でつまずきます。
企業HPや採用ページを読み込む
企業HPは必ず確認しましょう。
時間がなくて「読んでません」では面接の会話が続きません。
特に MVV(ミッション・ビジョン・バリュー) は最低限チェック!
さらに採用ページの社員インタビューや代表メッセージも大事なヒントになります。
実際に僕は、採用ページに載っていたフレーズを面接で引用したら、
「ちゃんと調べてきてくれてますね!」と笑顔で返してもらえ、そこから会話が弾んだ経験があります。
つまり、HPや求人ページを読み込むのは“暗記”ではなく、“面接官と同じ言語で会話できる準備”なんですよね。
エージェントに質問して情報を深掘りする
さらに頼れるのがエージェント。
応募企業がどんな人材を求めているか、どんな文化を持っているかをしっかり聞きましょう。
特に 両面型エージェント(企業と求職者を同じ担当が見るスタイル)は情報の精度が高いです。
僕もある企業について、
「この会社は自分以外を主語にできる人」「多くの人を巻き込む力がある人を評価している」
と教えてもらいました。
HPには載っていない情報でしたが、この視点を取り入れたことで面接での回答が深みを増しました。
ChatGPTを活用して整理する
情報を集めただけでは「自分ごと」になりません。
そこで役立ったのがChatGPTです。
ChatGPTで自分とのマッチングを整理する
たとえばこんな壁打ちをしました。
僕:「この企業は“顧客に寄り添う姿勢”を大事にしているみたい。僕の経験とどう結びつけられる?」
ChatGPT:「クライアントの課題を分析して改善提案をしてきた経験は“顧客志向”とリンクします」
僕:「スピード感を重視する会社にどうアピールできる?」
ChatGPT:「短い納期で売上改善を達成した経験を挙げれば、“スピードと成果”を示せます」
こうやって会話を重ねるうちに、企業が求める人物像と自分の経験を接続する言葉が見えてきました。
ネガティブをポジティブに言い換える
ChatGPTは「言い換え」も得意です。
僕は前の記事で「価値提供ができない環境」と書いたら、
ChatGPTは「誰かのためにしっかり貢献できる環境で働きたい」と表現を変えてくれました。
同じ内容でも、印象はガラッと変わります。
個社ごとにカスタマイズする
最後は「だからこの会社で働きたい」という一文に落とし込むこと。
ChatGPTに「この企業の文化と僕の強みをつなげて志望動機を作って」とお願いすると、企業ごとにカスタマイズされた文章が提案されます。
もちろんそのままではなく、自分の言葉に直して使うのがポイントです。
そうすることで、説得力のある志望動機に仕上がりました。
志望動機を具体化していくプロセスまとめ
僕が実際にやった流れは次のとおりです。
- エージェントに“業界が求める人材像”を聞く
- 企業HPや採用ページでMVVや文化を調べる
- ChatGPTに、自分の経験と企業の特徴を結びつけてもらう
- ネガティブな転職理由はポジティブに言い換えてもらう
- 個社ごとにカスタマイズして「だからこの会社」と言える形にする
この流れを繰り返すことで、
「なぜこの業界で」「なぜこの会社で」「なぜこの職種なのか」
が一貫して答えられるようになりました。
まとめ
志望動機は「感覚的な興味」を「言葉にできる説得力」に変えることが大切です。
僕が痛感したのは、準備不足は必ず見抜かれるということ。
でも逆に言えば、準備さえすれば誰でも深みのある志望動機は作れるということです。
- 企業HPや採用ページを徹底的に読み込む
- エージェントに質問して“裏の情報”を得る
- ChatGPTで自分の経験と企業文化を結びつける
- ネガティブはポジティブに言い換えてもらう
- 個社ごとにカスタマイズして仕上げる
この流れを押さえておけば、面接官から深掘りされても一貫性のある回答ができます。
次回は「逆質問で失敗しないためのChatGPT活用法」を紹介します。
面接終盤で必ず聞かれる「最後に質問はありますか?」への備え方を一緒に考えていきましょう。
以上、もたけでした!